試験勉強では基礎をしっかり身につけよう

看護師として活躍するためには、看護師国家試験の合格は欠かせない。この資格は合格率こそ約90%と高いものの、簡単に取れる資格ではないのだ。受験者が法定されたカリキュラムを全て修め、求められる知識とスキルを身につけているからこその合格率だと言えるだろう。そのため、多くの受験生が大学や専門学校で学習に励んでいる。しかし、まじめに勉強しているはずなのに模試の点数に伸び悩んでいる人も多いだろう。これは、学習の過程でよくある問題だ。学習に伸び悩んだときには、基礎となる知識の確立が必要となる。この問題では、まず人体の構造と機能を徹底的に理解することが大切であり、これが他学科の基礎となる知識だからだ。

次に、看護師国家試験の問題集の使い方を知っておくと良いだろう。問題集で勉強する際には、正答率が7割以上の問題に注意を向ける必要があり、これらの問題は受験にあたって確実に正答したい問題となる。看護師国家試験は必修問題で8割、他問題では6割以上の点数をとらなければならない。その基準に達するには、基本的な問題を取りこぼさないことが重要だ。

さらに、難易度が高い問題や応用問題が解けない理由は、基礎的な知識が疎かになっていることが多い。点数が伸び悩んでいる受験生こそ、基礎に目を向けるべきだろう。問題集を使い始める時期は、学習を始めて間もない時期で良い。カリキュラムで修得した知識を逐一問題集で解いていくことで、無理なく学習を進めることが可能だ。なお、一般的に問題集は過去5年間分を使う受験生が多くなっている。