看護師国家試験の合格率とボーダーライン

看護師国家試験の合格率はその年度によっても異なるが、過去を振り返ってみるとその割合はおおよそ90%前後となっている。令和3年に実施した第110回の試験では、66,124人が受験し、そのうち90.4%である59,769人が合格という結果だった。この数字だけ見ると合格率が高いようにも感じるが、看護系の大学や専門学校で看護師という目標に向けて一生懸命勉強に取り組んでいる人たちが受験していることを考えると、決して難易度が低い試験とは言えないだろう。

試験の合格基準も年度によって異なり、合格発表がされるまではその内容を知ることができない。必修問題については、8割以上正解していることが絶対基準となっており、全部で50問あるため40点以上を確保しておく必要がある。一方、一般問題や状況設定問題の合格基準は毎年変動し、第110回の試験の場合は250点中159点以上正解できれば合格となっていた。例年60%前半の値を推移しており、第110回は63.6%という結果だったようだ。

看護師国家試験に合格するためには必須問題を8割以上正解し、かつ一般問題や状況設定問題に関してもボーダーラインをクリアいなければならない。どちらか一方だけクリアしている状態では、合格することができないのだ。そのため、どちらかの分野に偏って勉強するよりも、まんべんなくカバーしておく必要がある。特に必修問題は高い正答率が求められることから、ケアレスミスなどで失点してしまわないようにも注意しておきたい。